出演者としての礼儀

今回、アンロックというイベントのオーガナイズ(主催)をさせていただきました。

クラブイベント自体の主催はこれで2回目です。

1回目はおとなだけ、21時からスタートのキッズも『普通のお客さん』もないイベントでした。

しかし、今回はキッズあり、クラブがよく分からない方も『来場出来る』イベント。

結果はどうだったかって言うと

前者のイベントは入場料は1,500円で、岡崎の美容院を借りてイベントを行いました。

DJの方々の中で『ダンサー』として参加し、ショーケースに出演するチームをいろんな人に声をかけてイベントを成立しました。

この時は…大赤字。全部で10万円くらいの赤字。

主催メンバー全員で赤字分を割り勘して、そのイベントは継続することはありませんでした。

そして後者のイベント、アンロックは無料。

無料なんですから、そもそも赤字が前提です。

この数字は生々しいのでシークレットにします。

『イベント』というものはお金は動くものの、収益は難しいんですね。

特に『アンロック』は0⇒1のイベントです。赤字前提で入場無料でやっても来場者がどれだけ来るか。

それでも300人以上の方が関わっていただけたのは奇跡ですね。

出演者の礼儀

スタジオからも『特別枠』で出演することにしました。

『特別枠』とは『オープニングアクト』。

イベントのトップバッターです。

クラブイベントでは『オープニングアクト』は存在しません。

ショーケースでの参加も考えましたが、ショーケースでは僕自身がMCをやっているので、キッズたちの指示が出来ないのと、ショーケースまでのクラブタイムの引率が出来ないため、オープニングアクトとして出演しました。

今回はその『特別枠』のせいで『学びの機会』を逸失してしまいました。

それは『出演者の礼儀』です。

出演者は『イベントを盛り上げる仲間』です。
自分たちのステージが終われば『はい、終わり』ではないのです。
MCは出演者を紹介、盛り上げる準備をし、出演者は他の出演者の時に応援、盛り上げる。

MC、DJ、パフォーマー、スタッフ全てが『出演者』です。

そして、来場者さんでも一緒に盛り上がる、盛り上げてくれる人は『仲間』です。

クラブイベントというのは『みんなで一緒に盛り上がる、盛り上げる』仲間、コミュニティです。

自分たちのステージだけ踊ったら終わり、がいいんだったらスタジオでメンバーだけで練習すればいい。

ステージで踊る必要なんてないんです。

自分の都合で踊れるし、自分のタイミングで帰れる。

他の出演者は自分たちを盛り上げてくれたけど、僕らは終わったので帰ります。

自分たちがショーケースのトリを踊るのに、みんな終わったから帰り始めたらどうでしょう?

昔のクラブイベントなら、次からはそのイベントに呼ばれないし、参加したくても出来ないでしょう。

他のイベントも『あのチームは自分たちが終わったらすぐに帰る』って知られたら、参加できないですよね。

そんな話が広まるか?見ているのは主催者だけじゃありません。DJも、他のパフォーマーも見ている。

『そういう人たち』という事はすぐに広まりますし、事実だから仕方がない。

クラブイベントはコミュニティです。だからこそ、礼儀が大切なんです。

核家族化している今のダンスシーン

今は地方のダンスシーンは『発表会』『フードイベント』だけしかありません。

ダンススタジオ、ダンスサークルだけが時間をロックしたステージだけです。

フードイベントでは30分の自分たちの持ち時間が終われば解散。

ダンススタジオは1時間、2時間のステージを客席に座って見る。
親御さんは子供たちは応援するけど、他の子はふ~ん、でしょう。

これ、日本の核家族化に似ていませんか?

核家族(かくかぞく)とは社会における家族の形態の一つ。拡大家族、大家族、複合家族と対になる表現である。

米国の人類学者であるジョージ・マードックが人類に普遍的ですべての家族の基礎的な単位という意味で用い始めた”nuclear family“という用語の和訳であり、夫婦や親子だけで構成される家族のことである。

ウィキペディアより引用

クラブイベントって出演者も来場者もみんなでイベントを盛り上げていました。

踊っているときに声援があればテンションが上がるし、めちゃめちゃ楽しい。
次はもっといいダンスをしたい!って思えるんですよ。

DJタイムもみんなで盛り上がっていました。

サークル作って、みんなで踊っていましたね。知っている人ばかりじゃないですよ?

ステップを真似して踊りあうんですよ。

出来る人に『教えてください!』ってお願いしたり、必死で真似をする。クラブタイム中にずっとそのステップを練習したりね。

いい曲がかかると手を挙げてDJに『ありがと~!』を表現。
DJもテンションが上がります。

MCはパフォーマーを紹介したり、場を盛り上げたり、盛り上がる空気を作る。

ダンサーはダンスでショーケースを盛り上げ、クラブタイムも踊って盛り上げる。

イベント自体が一つのコミュニティなんですよ。

そこで色んな仲間が出来て、男女の出会いもあって…

それが今はもの凄く小さく分断されている気がするんです。

核家族化ならぬ、各共同体化とでもいいましょうか。

『自分たちだけ』という今の日本の状態を映し出しているのかもしれません。

日本人は共同体で力を発揮する。いや、個でも発揮できる

現代の日本人は『個』でのパフォーマンスは得意ではない、と感じます。

一人の日本人は虫だが、三人になると龍になると喩えられます。日本人は、個々の力は虫のように弱い。しかし、群れになると龍のごとく強い力を持つというのです。

本当はそんなこともない、と思います。

かつての日本人は『個』でも強靭だった。虫だなんてとんでもない。

武士は『首狩り族』と恐れられました。

宣教師の報告で

『日本の武器は我が国の武具を草木を刈るように切り裂いた』

『更に日本を占領するには、本土を捨てる覚悟で全軍を出す必要が有り、それでも勝てるとは限らない。』

個で虫と揶揄されるような民族ではなかったことが伺えます。

それだけではありません。

『粗食に耐え過酷な環境でも勇猛に戦うが、侮辱されたら雇い主でも簡単に滅ぼす』とも恐れられ

イギリスからスペイン領のマニラとポルトガル領のマカオを滅ぼすのに約3000人の日本人傭兵を派遣して欲しいと江戸幕府に要請があったとか。

オランダ東インド会社総督ヤン・ピーデルスゾーンは日本人傭兵が居なくては東南アジアで戦争は出来ないと言わしめるほどです。

日露戦争でも『日本は勝てるはずがない』と言われていましたが、日本が勝利しています。
(これは世界に色んな思惑があって、日本が勝利したんですが…)

第2次世界大戦では海軍航空隊の隊長である菅野直(かんの なおし)は個人撃墜48機、共同撃墜24機の計72機撃墜を誇ったとんでもないパイロット。

操縦する紫電改は黄色のストライプ模様を描いていたため米軍パイロットの間で「イエローファイター」と恐れられていたそうです。

占守島の戦いでは玉音放送から3日目にロシアの侵攻を受けたのですが、缶詰工場へ仕事に来る女工さん約500人なども含めた民間人が約2000人程を逃がし、国土を護るために戦い、勝利しました。

僕は日本人は『個では虫』ではなく、『護る』『誇り』という理念、信念こそが、日本人の真の強さではないか。

自分さえよければいい、自分だけ…そういう気質は海外の方の方が強いでしょう。

しかし、日本人はそういう気質ではありません。『利他』の精神なんです。

『自』よりも『他』がいるから強くなれる。

だからこそ、3人いると『龍』になる。

8人いれば『八岐大蛇』ですね。

『利他』の者が増えれば増えるほど大きな力、大きなうねりとなり、壮大な流れを生みます。

それは『破壊のチカラ』『破壊の流れ』ではなく、『幸せの流れ』『創造の流れ』です。

それぞれが『個のチカラ』を鍛錬することでより大きな流れになります。

それが『日本人のチカラ』であり、『大和魂』である、と。

最後に

たかが『クラブイベント』『ダンスコミュニティ』の話が壮大になっていますが、僕は小さなコミュニティでも、まずは作り上げ、ココロと人の繋がりを大切にすることから始める。

言っているだけで、何もしていないのではただの評論家に過ぎません。

SNSなんてどうでもいい。

デジタルではなく、現実に人と繋がり、心を大切にする。

そして、弛まぬ自己鍛錬と、『利他』のココロを持ちながら、みんなでダンスシーンを盛り上げていくコミュニティを作る。

合わない人もいるでしょう。それはそれでいいんです。

コミュニティはココロが合う、共感できる、繋がりたいと感じる人だけでいい。

合わない人は合う場所に行けばいいんですから。

これからも活動を無理せずに続けていきます!

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