『基本』が一番大事なのはわかりやすいから
ダンスを数年やっているのに、なかなか上手くなった実感がわかない…
思い当たる節、無いですか?
僕も何度もそういうことを繰り返したので、気持ちはわかります。
そういう時、どうしていたかっていうと『基本』の見直しですね。
どのダンスでも共通した『基本』もあれば、そのジャンルならではの『基本』があります。
僕はジャンルが異なれば、その『基本』を徹底して何度も繰り返します。
それは今でも同じです。
大体、基本を何度もやっていればいろいろ気付けることも多いし、シンプルがゆえに、体に意識を向けやすいんです。
例えば、殆どの方は食事をすることは容易だと思います。
味も食感も分かりますよね。
では、スマホを見ながら、テレビを見ながら食べていたらどうでしょう?
味や食感をそこまで感じることが出来るでしょうか?
勿論、『美味しい』という感覚は感じられると思いますが、表現できるほど情報を得られるでしょうか?
食べることだけに集中した場合とかなり違いがあると思います。
ダンスは音楽を聴いて、それを表現します。
音楽を聴くことは誰にでも出来るでしょうが、音楽を表現することは高度な能力を求められます。
たった一つ、クラップ(拍手)だけでも音楽に合わせることは出来ますか?
『そんなの簡単だよ』
ですよね?
じゃあ、音楽を聴きながら、友達と話しながらクラップしたらどうでしょう?
音楽に合わせられますか?
それじゃあ、テレビを見ながらは?
多分、しっかり合わせられる人はある程度訓練を受けている人だと思います。
それを振付を覚えて、音楽に合わせて動き、音のニュアンスも表現する。
それを基本も得ていない人が出来るでしょうか?
しかも、足さえ正確に動作できないのに、手を使ったら2つのことに同時に意識を向けなければいけない。
では、それに胸を加えたら?首を加えたら?
首、胸、足、腕、腰など、すべてに意識を向けるのは相当訓練を積む必要がります。
だから、腰をオートメーション化する、足をオートメーション化するまで基本をやるんですよね。
いちいち考えて動かなければいけないのは、考えなくてはいけない程度の訓練しか行っていないからです。
考えなくても出来るくらいやれば、他の部分を使うスペースが出来るんですよね。
『基本』はその中枢の部分を司ることが多いです。
その基本動作は凡そ『胴体』に集まっています。
基本軸は『胴体』ですよね。
勿論、腕や足を使う際にも軸意識は必要ですが、胴体から意識が基本。
それを指導しようと思うと、どうしても同じ動きや止まる動きが多くなり、トレーニング的な要素が強くなってしまいます。
なかなかKIDSが耐えられる代物でもないので、『やらせる』か『上手くなりたい気持ちが出てきてから伝える』になってしまいます。
前者は家ではやらないでしょう(笑)
後者は家でもやります。
楽しい、を前面押し出ししたレッスンは後で基本になるため、あるところまで行くと成長が止まります。
そこで、上手くなりたい!って思うか、楽しければOK!で分かれます。
勿論、トレーニングも含めて、そういう基礎を淡々とやるのが楽しい!という奇特な方もいるので、スパッと竹を割るようには分かれませんが、やはりそういうところで道が分かれるかな、と思います。
今、超入門でも次のステップを用意しようかと思っています。
後は…みんなが選ぶかどうか。
強制はしませんが、相談は受け付けます。
お気軽にご相談どうぞ!
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