アームの考え方。そしてつながりは…
今日はちょっと真面目なかたい話をしますよ!
はい、注目!
今日のテーマは『基礎』の『アーム』をテーマにします!
最近は超入門でもアームの方を指導し始めていますが、振付で半分くらい時間を使っているので、じっくり指導出来ない状態です。
いつも『胴体が重要!』って言ってますが、基本的に重要じゃない箇所は無いです。
正直、呼吸だって重要です。しかし…僕もその境地に立てていませんが…
アームでまず意識する部位は?
アームでまず意識すべき部位は『肘』です。
本来はもっと胴体部分が使えて肘を意識するほうがいいのですが、『手は何処に置けばいいの?』という質問や、両手ぶらりん戦法のような腕をずっと垂れ下げていることが非常に多い中で、『手を上げなさい』ではなく、『肘を上げなさい!』と言いたい!
大事なのは肘だ!
厳密にいえば、『肘』そのものに意識を向けるわけではないが、動作自体は『肘』を上げるように見えるので、ここでは『肘を上げる』としておく。
しかし、ここで『肘を上げる』と申してしまうと、今度は肩を一緒に上げてしまう人もいる。
『肘を上げる』というものは正しくないかもしれない。『肘を開く』が本来分かりやすい表現だと思う。
『肘を開く』と表現すれば、今度は『なんのこっちゃ?』と疑問符が出てしまう方もいるだろう。
リズムトレーニングで腰がしっかりと落ちてきたメンバーにはその辺りにも指導をし始めているが、これがわかるとHIPHOPだけでなく、LOCKINにも役に立つし、POPPINにも役に立つ。ストリートダンス全般使えるんじゃないか?と思う。
実は意識しなくてもそのようになる
実のところ、『開く』という動作を意識しなくても、胴体のフォームが正しければ人はバランスをとるためにそのような形になる。
片足立ちで手を横に出す感覚と同じと思ってくれていい。
実に自然な形になるのである。
そこにリズムの表現を加えるだけ。無理してそのフォームにすれば歪みも出る。
ストリートダンスはオフバランスや無理な体勢で表現することが多いので、基本姿勢、リズムは無理のないベースで行うことで、変化させて無理な姿勢になっても耐えうるフォームに成るはず(勿論、そのためには柔軟性、高剛性が必要になる)
無理がないから、リラックスしてリズムを表現できる。
そこから更に、完全に止めたり、その部位だけ別のリズムをとったりして変化が出来るのである。
要するに胴体のフォームが優先
結局のところは胴体が優先で、そこから伸びた手足をさらにコントロールするが、無理に別個にするのではなく、胴体からコントロールする、とだいぶ難解なことを言っているが、練習がいるって事!
コツはあるが、そのコツは練習しなくても出来る、というものではない。
逆に、表面的ではない訓練なので、時間はかかる。
しかし、『ダンスは上手いけど、運動神経が悪い。足が遅い』にならないような訓練である。
確かに難しいが、その難しさとそれが理解できたときの感動を楽しんでほしいと思う。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません