伸ばす、という意識。
今日はちょっと真面目な話をします。
大体、基礎はスクワットの話をするんですが、今回は使い方の意識のお話。
ちんぷんかんぷんかもしれません。
伸筋と屈筋
からだは『伸筋』と呼ばれる筋肉と『屈筋』と呼ばれる筋肉があります。
簡単に言えば、伸ばすための筋肉と曲げるための筋肉です。
腕を曲げると力こぶができますよね?あれは『屈筋』です。
対して、膝を伸ばすときに使う腿の筋肉は『伸筋』。
この『伸筋』『屈筋』はそうなんだ、というくらいで考えておいてください。
伸ばすことにフォーカスをする
基本的にダンスで使う筋肉は『伸筋』です。そして、部分的に筋肉を使う(POPPINは部分的に使いますが)のではなく、体の中心から力を伝えて伸ばすイメージです。
僕の中で『曲げる』動作も『伸ばす』動作の延長として考えます。
そうすると体は勝手に動くんですが、『曲げる』動作に移行すると動きが鈍くなり、体の流れが滞ります。
この時点で
なんのこっちゃ?と思われるかもしれません。
しかし、『この筋肉がどうだ、この関節がどうだ』という考え方よりもよほどイメージがしやすいと思います。
レベルが高くなれば『曲げる』事もしっかり使えてくるでしょうが、最初は伸ばすことだけで曲げることもコントロールできます。
『伸ばす』イメージで分かりやすく言えば、腕を伸ばしてみてください。
手を前に出すのでもなく、腕を上げるのでもなく、『腕を伸ばす』んです。
それも背中から伸ばしていくんですよ。
猫背で肩が前に出ている人はこれがやりにくいでしょうね。
イメージでよい
え?何かよくわからん!
って思う人!それでいいんです。
よくわからんけど、何となくイメージはつく。
逆に、上腕二頭筋が…と言われてピンときます?
ピンと来る人はそれでもいいと思います。僕は知っていてもピンときません。
自分の体をイメージしてそれを体現することが大事で、知識を得ることより具現化できることだと思います。
勿論、知識を得ることは楽しいですし、それが楽しい人はやった方がいいと思います。
僕も仙骨~腰椎~胸椎~頸椎は最近、研究しています。
でも、説明するときに『胸椎の何番が~』って言ってイメージできる人おる?
って思うと、寧ろ『ここの骨を意識して~』って触ってあげるだけで十分です(笑)
前鋸筋、っていうよりこのわき腹の筋肉…とか、『こうやって力入れると、ここが膨らむでしょ』で伝わりますからね。
イメージでよい!そのイメージをもっと体全体まで持っていければ、自由自在ですよね。
究極的には…
究極的に言えば、体が整ってくると『感じる力』もついてくるそうです。
武術の達人は手のひらに小鳥がとまり、飛び立つのを感じて少し手を動かすことで飛び立たせないように出来たそうです。
どのジャンルもですが、究極的になれば感じる力はつくと思います。
そうなれるように、日々精進を重ねてます!
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