スタジオを終わらせます

ダンススタジオは『ダンスを上手くする場所』。

実は、僕がそう思っていました。

しかし、今や年配の方でも『HIPHOP』という言葉が耳馴染みになるくらい、ストリートダンスが広まりました。

その中で、ダンスの向き合い方も様々になったと思います。

楽しく体を動かしたい、ダンスを体験したい、踊れるようになりたい、かっこよくなりたい、何かやりたい、上手くなりたい…

20年前くらいは『ダンスの習い事』と言えば、JAZZやバレエでした。

HIPHOPやストリートダンスなんて、悪い人の踊りと思っている人も結構いたでしょう（笑）

今やストリートダンスは習い事としては当たり前の部類に入っています。

色々な向き合い方があり、それを一緒くたには出来ません。

だから、スタジオを終わらせようと思います。

現在、スタジオのレッスンは楽しめるレッスンを念頭に置いています。これが一般的な考え方です。

しかし、僕は一般的な事を伝えたいのか？

ダンスを通じて

自分の体はもっと使える

自分の可能性の探求

自分を探求出来る楽しさ

これを伝えたい！

え？伝えていなかったの？

そうなんです。実は全然伝えられていなかったんです。

伝える気が無かったわけでもなく、出し惜しみしていたわけでもないんです。

ダンススタジオなんだから…

そう思って、ダンススタジオにしようとしていたんですね。

自分は武術や体の使い方、整体やYOGA等研究しているのに、『ダンススタジオ』という枠組みの中でやろうとしていました。

物凄い狭い空間です。

ダンススタジオという『分かりやすさ』を出そうとするあまり、出せないものが多くなってしまったんです。

しかし、それは『出せないもの』ではなく、『出さないもの』だったんですね。

もう、『ダンススタジオ』という枠組みの中ではかえって動きにくい感覚がどんどん強くなっています。

だから…ダンススタジオを終わらせます。

ダンスをやめる、ということではありません。ダンスを終わらせることは出来ません。

ダンススタジオが終わり、自分の本来伝えたかったこと、やりたかったことをやっていきます。

終わり、というのは始まりでもあります。

後2週間程度、どこまでその骨子を組み立てられるか分かりませんが、一気にやっていこうと思います。

コロナウイルスのお陰で図らずも自分の時間が多くなり、そしてこんな時だからこそ接することが出来た友人、応援してくださった会員様のお陰で考えることが出来ました。

本当に感謝です。

次回は、その思いまでのストーリーを話していきたいと思います。

NOTEにこれは書いていこうかな？