丹田の考え。丹田を使えば体を操ることが容易になる⁉

今日はちょっと真面目な話を。

『臍下丹田』をご存じですか?

体を動かすのが好きな方は大体ご存じだと思います。

呼吸法や重心位置などでよく列挙されますが、僕もよく使っています。

丹田意識の説明は臍下丹田とは言わないまでも、『おへその下あたり』という説明はします。

一番わかりやすいし、ネットにも載っているので説明しても後でググれますからね。

最近は臍下丹田での呼吸法ではなく、また別の呼吸法を行っていますが、気の流れなどを意識していた際は臍下丹田の呼吸法を行っていましたね。

丹田の意識は難しいのか?

丹田の意識は…シンプルです。

シンプルというか、曖昧でいいんです。曖昧がだんだん曖昧じゃなくなっていくんですけど、その曖昧な感覚を続けないので、いつも『曖昧な』域から出られない。

勿論、丹田を使うことで『曖昧』から変化していくんです。ただ、『丹田!ふぉ~!』と気合を入れるものでもない。

意識だけでない使い方がある、と僕は考えます。

重心だけでなく、中心軸がある。

日本の体術家は『正中心』と位置付けています。

それほど大切な部位、意識ですが、よく解らないまま続けることがなかなか出来ない方が多いようです。

どんなことでも最初は曖昧なはずなんですけどね。

丹田は臍下丹田だけではない?

僕は丹田は天の丹田、人の丹田、地の丹田を考え、研究しています。

3つもあるのか!?と思われると思いますが、今の僕には3つくらいです。

ひょっとしたら、もっとあるかもしれませんし、丹田という考えでなく、もっと意識する部位が増えていくかもしれません。

『そんなに意識できないよ!』

はい、僕も出来ません。

ただ、一つに意識を向ける時間が多くなると、慣れてきます。

そうすると、それを使っていることが当たり前になり、オートモードになります。

オートモードはそれほど意識をしなくてもいいので、違う部位に意識を向けても出来る様になってきます。

つまり、慣れるまで意識をする必要がある、と云う事です。

車の運転だって、ハンドルを握りながらブレーキを踏んだり、アクセルを踏んだり、話をしたり…

これを同時に行うんですから、慣れとは凄いものですよね。

ただ積み重ねるのみ

どんなことでも積み重ねることが大事です。出来ることを続けるのみ。

『楽しい』→『上手くなりたい』→『極めたい』と思えないとなかなか出来ないことかもしれません。

昔のように、ネットもテレビもない、娯楽がなかなかい時代なら『極める』気持ちは持てたかもしれませんが、今は娯楽の本当に多い時代。

『極める』ことは決して、楽しいだけではありませんが、『楽しい』だけにフォーカスしていた時の楽しさをとはまた別の楽しさがあり、それがわかると最初の楽しさはチープなものに感じます。

だからと言って、『それをやったほうがいい!』とは思いません。それを出来る人は選ばれた人だけだと思うのです。

続けること、積み重ねることが出来るのも才能だからです。

勿論、その続けることを才能だけでなく、楽しめるかどうかもカギと思います。

 

 

 

 

Posted by KIRINJI STAFF