入り身を使う
漸く通常レッスンが再開されました。
今回のコロナ自粛で自分のスタジオの在り方やら考え、レッスンの在り方も考えるいい機会になりました。
レッスンでもステップだけの考え方から、体の使い方をしっかり身に付ける指導をしていきます。
やはり、自粛明け最初のレッスンだけあって、
『体の動きが鈍い!』
これは僕自身もそうですが、生徒もだいぶ鈍っていますね。
腰が落ちない。つまり、脚力が相当落ちているという事です。
脚力が落ちると…これはまた別でお話しします。長いので。
入り身を指導
17:00~の超入門クラスは『入り身』。
足で動くのではなく、体をしっかり入れていくんですね。
動作自体はシンプルなものですが、重心や軸をしっかり持たないと素早く出来ないんです。
手先や足先で動いている人は出来ません。
体を使う、と考えれば、手先足先は『そこに手が来る』『そこに足が来る』となるものです。
自然にそこに行くのです。
しかし、胴体が使えていない、軸、重心が無いので、手や足が動かない。
勿論、胴体が使えていなくても手や足をマネしてそれっぽくすることは可能です。
それが『出来た』と思えばそれもありでしょう。
しかし、これが球技だったらどうでしょう?
ボールが遠くに投げられない、思ったところに投げられない、走ると遅い、疲れやすい、足が痛い、など影響が出るでしょう。
それを簡単に
『運動神経が悪い』
等と片付けることは問題です。
運動神経が悪い、と周りがレッテルを貼り、自分でも
『運動神経が悪いんだ』と思い込むようになり、運動神経の悪い自分を演じるようになるのです。
それはとても悲しい事です。
誰しも運動神経が悪いなんてことはありません。
使い方を知らない、慣れていない、使っていない
これだけなんです。
使い方さえ知れば、どの運動だって共通点があり、自分でそれを認識すれば、上達も早いでしょう。
その使い方の一つが、『入り身』なのです。
小学生には分からないかもしれない。
しかし、わからないからと言って伝えないのはどうか?
そして、小学生と扱わず、人として接する。
難しくても、それで理解されなくても、大事なことを伝えていくように指導をしていきます。
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