情報が時代により変わる。ダンスも同じ。
雨、打ち振りたるつとめてなどは…訳:雨が降った翌朝などは(枕草子)
雨の日が続きます。しかし、今年は涼しいですね。エアコンを付けなくても練習出来てしまうので、汗だくで練習しています(笑)
今、自分の身の回りを整理しています。特に過去のDVDや動画を見返しています。
DVDなんか見ていると…『あれ?同じジャンルで、同じ人なのに、やり方が違う⁉』
こんなことある?って思うんですけど、実際そんなことばかりです。
ダンスをやっていると本当にアップデートばかり起こります。同じダンサーでもかなりスタイルが変わっていることもしばしば。僕も何度となくスタイルが変わっています。
DVDに出られている方は自己研鑽を積み、より表現できる方法を自分で習得して、今までの考え方などすぐに捨てられられる柔軟さを持っているので、当然といえば当然。
YOUTUBEでのレクチャー動画って最新と思われるでしょうけど、結構表面的な部分が多く、そのダンサーの大事にしている事ってあまり出てきません。
そのダンサーが『YOUTUBEで伝えたい!』と自主的にやっているパターンって余り無いのでは?
誰かに依頼されてこういう指導をしてくれ、そんな感じではないでしょうか?
レクチャー動画でその先生を良く知っていたり、指導を仰いでいた先生もいるんですけど、その先生のレクチャー動画が『あれ?○○さんらしくないダンスするな?』って思うことが多いんですよ。
まぁ、それはそうだと思います。平面では伝わりにくいのもそうですけど、ダンサーそれぞれが『リアル』を大事にしている証拠でしょう。
それよりも、もっと大きな理由があるんですが…
今は簡単に情報が取れる!だから、本気の情報が得られる機会も減り、リスクも増える
今はYOUTUBEで多くの動画が見られます。僕も結構参考にします。
ただ…レクチャー動画よりはバトルやソロの動画が多いです。
レクチャー等は『指導』するためにレベルを落として動作を行っているので、見ていてもそのダンサーの本当に大事にしている部分は見えてきません。
振付も参考にしますが、メンバー全員が合わせるために、これまたやはり使い方を制限している部分も見られます。だからバトルやソロ動画を見るんです。
ある程度基礎がしっかりしていて、体の使い方を理解されている方なら結構参考になるでしょう。
全然理解できていないと…面白い動作になります(笑)
またはケガをします。
基礎ってかなり重要です。動くと云う事はケガのリスクを孕んでいます。
だから基礎をしっかり指導していくんですよね。
スタジオでは個々にそのアプローチが出来るのがいいんですが、そうでないところではかなり動きが制限されます。
基礎が出来ていない人がやったらケガをしそうな動きは出来ません。
だからこそ、基礎を指導するんですが、この基礎の重要性を理解していない人が多い。
ピアノなどの楽器は基礎を省いたら『弾けない』けど、ケガはしない。
そろばん、習字も基礎が無くてもケガをしないんです。
ダンスはそうもいかない。
本当にいろんな動作をして、更に重心や軸をずらすことも表現の中にあるんです。
基礎が無い状態でやったら…結構やばいケガもありますよ。
その理由は『楽しくないから』
YOUTUBEでレクチャーしたいダンサーは居ないと思います。
その理由は『伝わりにくい』『空しい』『楽しくない』からです。
まぁ、その中でも上手にレクチャーされているダンサーさんもいらっしゃるし、宣伝やビジネスでやられている方もいらっしゃいますね。
『俺はYOUTUBEでダンスをして食っていく!』と思うダンサーを見たことがありません。
何故か、ゲーム実況を始める大御所の方は居ますけど(笑)
多くのダンサーは人とのコミュニケーションのツールであり、表現なんですよね。
YOUTUBEで繋がろうとしていないから、情報的にも技術的にもその人の考え方が入っていない動画になると思うんです。
生徒が上手くなっていくのを見て、先生は嬉しくなるんですよね。
動画は視聴回数…空しくなって当然ですね。
既に『リアル』で指導する楽しさを知っているのに、動画で伝えることなど『楽し~!』なんて思えませんよね。
体験レッスンのお申し込みはこちら(1,650円)
土曜日クラス、定員まであと僅かです!
大人の方は日曜クラス
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません