チームの話
スタジオではチーム作りをサポートしています。
チームを作ると言っても様々なケースがあります。
1.コンテスト目指すぜ~!
これ、結構しんどいです。チームで気持ちのズレ、スキルに差があるとどちらもきついのがこのケース。
コンテストの振付練習で1日6時間以上はざら。
仕事が終わってから、8時に集合、翌日3時に解散とか、割と普通でした。新聞屋さんが来ると『そろそろ上がるか…』とチーム内暗黙のルールで帰り支度を始めるのです。
大人の場合、方向や意見の相違で喧嘩もあります。でも、いいモノを作りたい!という気持ちは同じなので、喧嘩もいい思い出になります。
え?どんなことで喧嘩?
衣装だったり、振付だったり、音だったり…遅刻してくんな!とか、練習して来いよ!もありますね(笑)
KIDSの場合、コンテストの申し込み、練習場所、振付、音楽は自分たちではなかなか出来ませんから最初は大人にサポートをお願いする必要がありますね。
KIDSと言えど、このパターンは本当にきついです。だからこそ、成長が著しいケースです。
2.イベント出ようぜ~!
イベントに出るためのチーム。1に比べれば大分フランクです。
コロナになってからはなかなかイベントはありませんが、年間を通しては意外とイベントはあります。
コンテストとなるとなかなかハードルは高いですが、イベントなら『自分たちが楽しめればいい!』感覚で出られます。
衣装も音楽も拘ってもいいし、ファストファッションで揃えてもいいでしょう。
これはスキルにずれがあっても、気持ちが合っていれば大丈夫。
イベントですから、そこまで求めることも無いでしょう。
そこでクオリティの高い演技をすれば、出演オファーがかかるかもしれません。
が、その場合、気楽な気持ちではなくなってしまうかもしれないですね。
3.何となくチーム組みたい!
とりあえず、一緒に振付作ったりする仲間が欲しい!というのがこのパターン。
練習してこなくてもいいし、同じ空間で楽しく踊れればいい!
もし何かあれば出ようか!という特段目標も無いのがこのパターン。
でも、楽しい!というレベルならこれが一番いいのかも知れませんね。
練習する必要もないので、ずるずる過ぎてしまうパターンがあるのでご注意を。
4.チームを作ろうと思ったら友達作りだった(笑)
チームって友達を作る事じゃないの?というパターンです(笑)
チームを作ってみたものの、何をすればいいかわからないので、ただ喋って過ごしていた…
そんなことはあまりありませんが、チームの意義が無いとこのパターンになりがちです。
チームは持つ必要性はある?
チームは…きちんと意義を持って取り組むときつい時もありますが、後でキツイことも悔しかったことも楽しかったことも含めて、いい思い出になります。そういう意味では必要性を感じます。
ただ楽しくやりたい、あんまりキツイことをしたくない、友達をわちゃわちゃしていたい。それはあまり思い出として残らないと思いますが、それは本人たちの気持ち次第。
嫌な事もあって、怒られることもあって、喧嘩もして、すっげぇ眠くて、居眠りして堤防から落ちて(笑)、悔しい思いもして、でも終わった後にお疲れ会やって、次のネタを一緒に考えて、たまにふざけて笑い合って、気持ちが落ちると海に一緒に行って…
ただ楽しくやって、キツイことも無くお疲れ会をやっても本当にお疲れ会を『お疲れ~!』って思えるか?
疲れても居ないのに…
『いや、今回ホント、死ぬかと思ったわ!』の方がお疲れ会も楽しいですよ(笑)
チームを作る実質的な工程
チームを作るには
1.メンバーを集める
2.チームの方向性を決める、(イベントを決める)
3.チームの音源作成
4.練習日の調整・練習場所の確保
5.振付作成・振り渡し
6.衣装作成
まだいろいろとありますが、これが主に必要な事項でしょう。
これをイベントやコンテストまでに全て行わなければなりません。
いや、イベントやコンテストを決めてからやっていては遅いのです!
チームを組んだら2までは速攻で決める。
3・5・6はイベントやコンテストを決めていなくても、どんどん進めていきます。(ある程度大きなイベントは毎年行われますから、それを目標にしてもいいでしょう)
3・5・6は実際はセットで決める必要があります。
音楽がHIPHOPなのに服装がヒラヒラだとおかしいですよね?
音楽の雰囲気、チームカラー(振付の雰囲気)、衣装はセットです。
結構やっかいなのは4の練習日の調整。
これ、人数が増えれば増えるほど決まりません。人数が多い方が迫力はあるのですが、その分、日程調整が難しくなります。みんなの都合を聞いていたら決まらない!ここが一番難しいんじゃないかと思います。
KIDSでこれはなかなか難しいですから、スタジオからのプロデュースが殆どでしょう。
きついけど、やっぱりチームは楽しい
チームはいいこともあれば、悪いと思うこともあるでしょう。
だけど、真剣に取り組めば悪いと思う事さえも、後で『笑い話』になるんです。
本当に毎日練習して、喧嘩もして、一緒に喜んで…そういうプロセスがあるから『楽しかった!』になります。
KIDSでそういうプロセスを踏むのは難しいかもしれません。
年齢でチームを作るならば、ある程度の目的、目標があります。
KIDSは誰かが監督、てこ入れをしないとなかなかプロセスを経ていくことが出来ません。
しかし、チームを作る過程を経験して楽しんでほしい!
だから、サポートをしてきます。メンバーを誘う手助け、ミーティングなどの監督…ある程度リーダーも決まってきて、自分たちで出来る様になったら、徐々にサポートを離れます。
チームは大人でもOK!個人的には40歳以上でチーム作れたら面白いのに!と思います。
出来るんだけどなぁ~、今はWEBでも表現の場があるんだから…
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