KIDSなのに…そんな練習してくるんだ！

同じレッスンを受けていて、どうして差が出るのでしょ～か？

本人の頑張り！

イエス！その通り！

しか～し、スタートが周りの子よりも出来なかった子が後でめちゃめちゃ伸びることは往々にしてございます。

上記の写真のグレーのパーカーの子は前の週に出来なくてちょっと落ち込んで（多分）帰ったんですが、翌週。

おいおい、めっちゃ丁寧にムーブ出来てるじゃん。

レッスンでは第1段階、第2段階、第3段階でレクチャーしていくんですけど、多くのメンバーは第1段階がそれほど出来ていなくても第3段階を練習するんですよね。

ところが…この子は第2段階までをしっかり練習してきてる。

上の写真でつま先と踵がしっかり使えていますね。

これ、つま先踵だけの説明はしていないんです。

しっかり○○○をして、体の○○を○○○にする、と説明しています。

これを振付に入れているんですけど、第3段階までやらずに第2段階までを丁寧にやってるんですよね。

もう第2段階まではしっかり出来ているので、第3段階や他の部分を使うこともレクチャーできます。

ステップをしても安定してるので出来るんですね。

最初は他の子よりも出来ない感じはありました。

でも、それは『第3段階』を直ぐにやってみて何となく出来た、ではなく、第2段階で出来た感じがしていないから第2段階を練習していた、と考えています。

何となくやってみて出来た場合、練習をしっかりしてくるでしょうか？

なんか違う、こうかな？と考えて練習する方がしっかり練習しますよね。

前者と後者のクオリティの差は歴然です。

ほんと、グレーのパーカーの子の伸び率は凄い。

子供でそんな練習が出来るな…と感心しますよ。（そういう指導をしておいて何ですが）

あれ？上手くいかない…振りがすぐ覚えられなくても…

最後はこんなにダイナミックに！

あまり子供たちを『子ども扱い』して指導はしません。

大人にレッスンするのとそれほど指導の仕方は差がないんですよ。

厳密に言えば、挨拶、レッスン態度は大人とKIDSに差はありますが…

レッスンの内容に関してはそのクラスのレベルで大人もKIDSもやる事は変わりません。

子供と大人の体躯の差はあっても、構造、重力の向きに差はありませんよね？

だから、やる事は同じです。

折角ダンスを学んでいるのに、『お遊戯』みたいなレッスンだったらどうでしょう？

子供だから、子供らしいかわいいダンスでいいんですか？

勿論、KIDSに『基礎は大事だからこればっかやってきて！』というのは流石に厳しいですし、そもそも大人でも余程の猛者でもない限りやりません。（今まで何かスポーツなどを経験された方は基礎ばかりやってくることもあります）

『基礎の導入の仕方』に違いはありますが、やる事は変わらないんです。

大人も子供も同じ、という事はどういう事になるでしょうか？

大人は『体に負担が少なく、それでいて現在の年齢以上の最大のパフォーマンス』をする為のレクチャー。
体の構造を丁寧に使い、怪我をしにくい体、動作を手に入れます。

これを子供にあてはめたら？

怪我をしにくい動作というのは力まない動作。これにKIDSの爆発力を加えたら…

この爆発力を付けるには鍛錬が必要ですが、それも筋力、基礎練の積み重ねです。

基礎が大事と分かっていても、そこにしっかりとフォーカスして行動できる人は一部です。

どんどん伸びていって欲しいですね！

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