表現は伝える事。伝えるには基礎が必要。
15日はイベント後でアームの基礎と大きくリズムを取るためのトレーニング。
イベントの動画で『アーム』と少人数でも『迫力』を出すために、基礎を精度をよりアップするレクチャーをしました。基礎ってどこまででも精度を上げられるんですよね。
スタジオでは基礎の時間を結構費やします。土曜日16:30のクラスは振付がメインだったりするので、そこまで基礎はやらないですが、それでもレッスンの4~5割は基礎に費やします。日曜日19:00~のレッスンは日によりますが、7割基礎をやる時もあります。
基礎クラスもあって、これは本当に基礎しかやりません。
『でも、基礎だけ出来ても踊れないでしょ』
いやいや、キャッチボールやらないで、ピッチャーやります?遠投とかしますか?
『投げる』動作は同じですが、フォームもしっかり作らず、投げるための筋力もつけない状態で行えばケガに繋がりますよね。ダンスも同じです。
こういう複雑な振付でも結局は基礎の積み重ねだったりするわけです。
先日も『動画見たけど、あの子上手いよね~』というお声が。
イベントの際に親御さんが『家でよく練習している』とのこと。
そりゃあ上手くなる。基礎を結構やっているので、異なったジャンルを指導しても、大体すぐ出来るのです。
基礎をあまりやらなくても、振付は憶えられます。振付を憶えていても、『踊れる』かどうかは別、と考えます。
基礎は『文字の書き方』。いや、漢字の『一』かもしれません。『はね』『とめ』のレベルかもしれません。
文字を美しく書くには基礎は必要でしょうし、ある程度文字が綺麗でなければ、何が書いてあるのか分かりませんよね。何が書いてあるのか分からないのに、相手に伝わるわけがない。
こうやって、基礎を修練して『伝える』ことを考えていくと、他のジャンル、つまり文章やコミュニケーションにも役に立つのです。これは、ダンスをしたら文章が上手くなる、コミュニケーション力が上がる、のではなく、伝えることに対する意識の持ち方、という事です。そういうメンタリティはいつから始めても遅くはありません。
キッズレッスンでも基礎をしっかりやる。はっきり言って、振付だけしている方が、受けはいいでしょう。
指導する方も楽です。ですが、気付きは少ない。基礎から自己表現に繋がり、どんどん気付きが生まれます。
そうやって、個性が生まれていくと考えます。
今後も、受けは悪くても(笑)基礎をやるクラスは残していこうと思います。
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