『声』の重要性
僕のスタジオのキッズクラスでは『3つのこと』を大事にしています。
それは『靴をそろえる』『あいさつを大切にする』『レッスンの態度』です。
その中で『あいさつ』の声はとても大事。あいさつの声が小さい子はあることが原因で、それは集中力や運動神経、性格にまで影響します。
その『あること』とは…猫背です。
『猫背』は発声を阻害する
大きな声が出せない人にはいろんな要因があり、心理的要因と身体的要因があります。
その身体的要因の一つが『猫背』です。
背中を丸め、あごが突き出たようになっている姿勢は、喉や首を圧迫し、胸郭を狭めます。
胸郭が狭まれば、呼吸も浅くなります。呼吸が浅くなれば集中力も低下します。
それだけではありません。性格にも影響を及ぼします。
心理的要因は身体的要因に影響し、身体的要因は心理的要因に影響するんです。
心理的要因は大きなショックでも起こらなければなかなか変えられませんが、身体的要因はトレーニングで改善が出来ます。
身体的要因を改善すれば、発声はもちろん、集中力や運動神経、性格まで変化が現れるでしょう。
『でも、姿勢がそんなに性格に影響するのかしら…』と思いますよね?
姿勢が悪いと性格にまで影響?
姿勢が悪いと性格にまで影響?まぁ、多少はあるだろうけど…
心身相関という言葉があります。これは心と身体の作用が相関関係にある、ということです。
心に喜びや怒りを感じると、カラダにもそれに対応する状態が現れる。
思い当たる節があるのではないでしょうか?
・の〇太は背を屈める姿勢になってる
・ジャ〇アンは胸を張り背筋が伸び、顎が出て上から見下ろす
・自信がない時や落ち込んだ時は前かがみになっちゃう
・自信のある時は自然と背筋が伸びている
姿勢に関してもっと掘り下げることが出来ますが、ここでは『声』に関してですので、またの機会にしましょう。
声は姿勢のバロメーター
『声』というものは、共鳴させることで声そのものを増幅させることができます。
共鳴とは、音を増幅させるための物理法則。
トンネルの中で声を出すと、普段より大きく響いて聞こえませんか?これが共鳴です。
これは、トンネルという閉ざされた空間の中で音の波が絶え間なく反射することで音が増幅することで起こります。
最近は『コミュニケーションの習い事』という、コミュニケーションそのものを学ぶ習い事があるとか。
習い事の中でコミュニケーションを学ぶことが当たり前と思っているのですが…
しかし、声を出さない、SNSでコミュニケーションをとる、個人主義的な授業を受けていれば、コミュニケーション力は磨かれないのも当然かもしれませんね。
もし、お子様が小さな声であいさつをしていたら、是非、親御さんから大きな声であいさつをしましょう!
肚から声を出せる→肚を使えるので、本来のチカラが発揮でき、運動だけでなく、芸術や学問まで力を発揮できるようになります。
え?肚から声を出したことがない?
では、次回、少しだけ肚から声を出す方法をお教えしましょう!
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