自分がやってきたことを表現する。それがダンス。

最近、色んな年代の方がダンスに興味をお持ちになり、始められる方が増えています。

20年前では考えられない事ですね～。

HIPHOPを踊る人→ヤンキーと言う図式で見られていましたからね(笑)

駅で踊っていてチンピラに絡まれたり、警察から職質を受けたり、それこそヤンキーに襲われたり…とまぁ、色々ありましたよ。

今では踊る場所も増え（公共機関でなくてもそういう場所が増えましたね）、白い目で見られることも無くなったと思います。

いい時代…と言いたいところですが、ダンス自体は画一化されてしまったのかなぁって感じます。

クセが無い。

いや、いい意味でなく。

日本人って真面目なんで『今流行のモノ』をまじめに取り組むんですよね。

『当たり前』って言えばそうなんですけど、今までやってきたことを無しにして取り組むんですよね。

それって勿体無くないですか？

今までスポーツやっていた子がダンスをするとしましょう。

スポーツでこういう動きをしていた。

でも、ダンスではこういう動きをする。

じゃあ、それをやろう。

 

いやいやいや！

基本的な動作は同じ！っていうか、動作の基本は同じですよ！

野球もバスケもレスリングも卓球もフォームはそれほど違いが無いのに、ダンスになると急にフォームが変わる。

しかも、それで怪我をしても『鍛えてないから』となる。

全然そんなことないです。

バスケをやっていた子はバスケの動きも入れればいいんです。

バスケのドリブルはリズムですよね。

野球だって、相手の球を打つときはピッチャーもフォームからリズムを感じて捉えるはずです。

それをずらしたりすることが駆け引きだったりするわけで。

今までやってきた事も、これからやる事も、全てがあなたであり、表現出来る事だと考えます。

勿論、レッスンでは基礎や音の取り方、ニュアンス等伝えます。

でも、自分のやってきたことを忘れないでほしい。

それを捨てて表現しても、あなたで無くなってしまうんですから。