重心の軸トレ
日曜日のレッスンで重心のレッスンをしています。
軸の方が正確かもしれませんが、ここでは重心と考えていきます。
身体をサイドに倒す動作をするとします。その動作は正面を向き続ける動作です。
その際に、どの箇所を軸とし、どの箇所に重さを感じて倒すでしょうか?
多くの方は図の左側のように身体を斜め下の方に倒すことにより、重心が左側に寄っていきます。
それが「ダメ」と言うわけではありませんが、フラットのスタンスに戻りにくいので軸自体の移動がなければ、僕はあまり使いません。
図の右側は作用点をしっかり定め、時計のように回転出来る動作。
これはテコの原理ですね。
身体を倒す際には、上半身が力点となります。
無理やり倒そうとしなくても作用点は重力が働きます。
では、力点は?
力点は当然下半身ですが、さて、ここで支店力点作用点がどこにあるのか?ということが問題になります。
頭が一番重いんだから頭が力点?
じゃあ、足先が作用点ですか?
すべては胴体に集約されています。
手先、足先の動作も胴体のコントロールによってパワー、スピードも大きく変わり、動作自体ダイナミックになります。
逆に言うと、胴体の力を使わずに手足を使うと力みが出て、パワーもスピードも出ず、動きも縮小します。
トレーニングもアームカールやレッグカール(ここでは敢えて屈筋優位の2つを挙げました)など、部位中心のトレーニングよりは身体全体で行う筋トレが使える身体の観点では効果的ですよね。
筋トレすることでその部位で事を成そうとするので、力みやすく、それでいてパワーがでない、更に怪我もしやすくなる(身体全体の力を使わないので、その部分に負担がかかったり、重心や軸のズレで膝や腰等の他の部位にも影響を及ぼす)。
軸や重心のトレーニングはバランストレーニングであり、体幹がないとぶれてしまうので、結果的に体幹が鍛えられます。
実感は直ぐに湧かない(見た目で判断できないため)かもしれませんが、動作クオリティは上がりますよ!
僕にとってはマストです。
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