フォームを見直してみる。立位から。
S‐クラスではフォームの話をします。
立位、つまり立ち姿がベースでこの姿が宜しい方が少ない。
HIPHOPだから、ストリートダンスだから猫背でもいい、姿勢が悪くてもいいというのは正しくないと感じます。
自分でそういう姿勢にしているのならまだしも、常に猫背でまっすぐ立つことが出来ないのは自分でコントロールできないということ。
それが複雑多岐なダンスをするのなら猶更です。
この立ち姿は普段の生活から生まれます。
立ち姿が奇麗でない方は普段の生活が見えてきます。
運動能力、学力、集中力など姿勢が及ぼすものは大きいのですが、本人の才能や性格によるものだと早計してしまいがちです。
そうでなく、姿勢が悪いことにより、胸郭が狭まり呼吸が浅くなる、体の重心がずれ、シフトウエイト(重心移動)がスムーズにいかない、呼吸が浅くなることで集中力が低下、イメージ力の低下も挙げられます。
KIDSはそういうトレーニングを行う機会が減り、まっすぐ立つことが出来る子が少なくなっています。
立腰指導、率用教育というものがありますが、それを知っている方、それを指導している方が教育者で少ないのが現状ですね。
・やる気がおこる
・集中力がつく
・持続力がつく
・行動が俊敏になる
・内臓の働きがよくなり、健康的になる
・精神や身体のバランス感覚が鋭くなる
・身のこなしや振る舞いが美しくなる
これだけメリットがあります。
では方法は?
一番簡単なものは椅子に座って行う方法ではないでしょうか。
- まず、椅子に深く座る
- おしりをぐっと引きます
- おしりのやや上の腰骨を前方に突き出す
- アイソレーションの胸を行う
大体言われているのは3までですが、僕は4を行うことで状態全てリラックスされて手足がより動くと考えます。
本来、ダンスを行う前にそういう指導をするべきでしょうが、ストレッチ、リズムトレーニング、アイソレーション、ステップ、振付でもギリギリどころかオーバーです。
それに、姿勢の指導はレッスンの中で片手間に入れられるほど安易なものではないと認識しています。
KIDSに関しては親御さんも理解していることが重要(躾として)だと思いますし、KIDSにレッスンの流れで指導してもあまり意味がない。
姿勢の指導、トレーニングだけで1コマ必要なくらい重要だと思います。
ダンスは楽しければいい、ということなら姿勢はそこまで考えなくてもいいと思います。
しかし、姿勢を良くすることのメリットは計り知れないので、どこかで時間は作りたいと思います。
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