基礎をやっても、振りをやっても。才能がモノを言うのか？

今、レッスンでは大体

ストレッチ（筋トレ含む）～リズムトレーニング～ステップ～アイソレーション～ルーティンの流れでやっています。

クラスによって異なりますが、ストレッチ～アイソレーション、つまりベーシック部分が今までは７～８割だったのをHIPHOP入門は今は５~６割にしています。

『基礎は大事だ！』と口を酸っぱくして言っておりましたが、『基礎の時間減らしてるじゃん』と言われる時間配分。

何故？基礎の時間が多いほうがいいでしょう!?

はい、それは今でもそう思っていますし、その方がいいです。

じゃあ、どうして？

振付をしていた方が楽しいから？

他の先生はどうか知りませんが、僕は振付は楽しいって思っていません(笑)

フリーで踊る方が楽しいので。

基礎がつまらないから？

とんでもない！基礎を練習している時が自分のレベルが上がる実感があるので楽しいです。

じゃあ、何なん？

……

練習がやりやすい、ってことです。

振付って順番を覚えて、ステップを踏んだり動きをやるって練習しやすいじゃないですか。

基礎は同じことを繰り返すことが多い。

音楽を楽しんでいなければ、ただのトレーニングなんで誰もが楽しいなんて思えないかもしれません。

自分は昔から基礎をやることに苦のない人でした。

それこそ、アップダウンだけ２時間やって膝が笑うくらいになることも平気でした。

勿論、先生にそれをやって来いなんて言われません。

先生に基礎を指摘されることもない時代ですよ。

それが自分には出来るんです。

しかし、僕みたいな考え方が出来る、やり方が出来る人って多くないって思うんですよ。

『スクワット毎日やってね』

どれだけの人がやるでしょう？トレーニングだからやれないのかな？

『アップダウン練習してきて』

ダンスだから少しはやってくるかな？でも基礎練習だからつまらないかな？

『ステップ練習してきて』

ちょっと複雑で出来ない事もあるから出来るまでやってくるかな？

『振付練習してきて』

振付を覚えてくるようになるかな？

↓に向かえば向かうほど、やってくる率は高くなります。

上の方が、基礎力が向上して下の部分も上手くなります。

レッスンの時間だけで上手くなることはできませんから家での活動が大事になるんですけど、『やれ』『やってこい』といっても、やらない人はやらないので、そこは自主性に任せるのみです。

やってきた人は見てわかります。

そういう人は次の事を伝えられますし、次の事が出来ます。

振付の覚えが悪い。ステップがなかなかできない。

練習すればできるんですよ、そんなの。

練習することができる。これが才能だと思います。