動作は3種類で構成されています。それは正しい姿勢から構成されます。
レッスンでめっちゃ細かく指導するとき、3種類の動作で説明します。
その3種類とは『曲げる』『伸ばす』『捻る』です。
入門レベルでは『曲げる』をベース、というか、それだけを使っています。
曲げる=丸める、反るという表現の方が宜しいかもしれませんね。
例えば、胸の前後のアイソレーションは丸める、反るです。
骨盤もそうですね。骨盤は前後するのではなく、前後にスイングするように丸める、反る、という動作になります。
ダンスをやっている人には当たり前かもしれませんが、一般の人にはなかなか縁遠い動作ではないかと思います。
伸ばす=伸ばす、縮める、といった感覚ですね。
肩でスイングしたり、スネークという動きはこの伸ばす、縮めるを使った動きです。
そして、捻りはシェイクだったり、ツイストオーフレックス(ツイストってついているからまんまですけど)、ペパーシートなどは捻りを使っているってわかりやすいものではないでしょうか?
正直、どのステップも3つの動作は使っています。
では、どこで曲げたり、伸ばしたり、捻ればよいのでしょうか?
腰をツイストしているから腰を捻るんじゃないの?
腰は実は捻ることには向いていないのです。
腰というよりは腰椎なのですが、腰椎は捻ることが不得意な部位なのです。
ですので、捻る動作は胸椎を使います。
胸腰部伸展(体を伸ばす)、側屈(体側を曲げる)に関しても胸椎の方が稼働域が大きいのです。
では、腰椎の得意な部分はないんか?ということになりますが、そんなことはありません。
胸腰部の屈曲(前方に曲げる)ことは腰椎が得意とするところです。
では、なぜ可動域が人によって狭いと感じたり、動かなかったりするのでしょうか?
それは首を回すことでよく解ったりします。
姿勢を良くして、首を長く保ち、左右を向いてみてください。
普通に左右を見られるはずです。
それでは、少し猫背気味に左右を見てください。
首が先ほどよりも回りにくいと思います。
当然です。
第一頸椎、第2頸椎が回旋の役割をしているので、それが縮こまり動作を阻害してしまうのです。
それは胸椎、腰椎にも言えることです。
正しい姿勢から正しい動作が生まれます。
勿論、ストレッチや筋トレも重要ですが、ダンスだけでなく、スポーツの上達を望むのであれば、まずは姿勢の改善をおすすめします。
ダンススタジオでは『ダンス』を教えることがメインなため、通常レッスンではあまり指導していないんですけどね…
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