ドアの修理からも学ぶこと
今日は兼ねてより修理しなければいけない箇所NO.1の裏口ドアです。
スタジオで僕が開けなければトイレに行けないという、それくらい重いドアです。
まぁ、一般的なスチールドアは60~70㎏くらいありますから、重いと言えば重いです。
ただ単にドアが沈んで枠に当たっているんですけどね。
しかし、感覚からすれば『試しの門』さながらの重さです。
体重をかけてドアを開けないと開かないのです。
逆に閉めるときは腰を落としてノブをドアごと持ちあげて閉める必要があるくらい、酷いモノでした。
しかし、このままずっと対処しなければ、いずれもっとひどい状況になる。
向き合う時が来たのです!
ドア修理の流れ
まず、ドアがどんな構造化を調べるためにドアをチェック。
なるほど。
このドアは『ピポットヒンジ式』のドアのようです。
よく見ると、ヒンジの周りは錆びた粉でいっぱいです。
おそらく…内部の部品が錆びて、少しづつ削られていったんでしょうね。
カバーの部分にまで錆が付いています。
本来はここまでヒンジが飛び出ることも無いのでしょう。
ヒンジを購入して交換すれば…簡単な話です。
もっと簡単なのは業者に頼む。
プロに頼めば間違いないですが、面白くないですよね?
よし、久々に…
やっちゃえDIY。
簡単に手に入るもので…
取り合えず、ドアの構造を知るためにググります。
ピポットヒンジのドアの設計図、ヒンジの製造会社、ヒンジを交換した業者のブログ…
なるほど。
簡単に手に入るようで、このご時世、直ぐに手に入らなそうな感じです(物流の影響で)。
こういう時こそ、代用品で修理だ!
取り合えず、ドアを外しましょう。
これ、色々やった後です。
最初はこの座軸にベアリングがさび付いたのがガッツリ付いていて外れなかったんですけど、鏨(タガネ)でガシガシ削って外すことが出来ました。
これにM12のワッシャーをはめ込みます。ワッシャー1枚では全然変わらないので、3枚使って3×2㎜で6㎜持ち上げました。
この間、色々あったんですけど、何とか…スムーズに開閉可能に!
ワッシャーを埋め込むためにヒンジの一部を削ったり(埋め込めないと高くなりすぎて上部が当たってしまって閉まらなくなる)、座軸と錆びたベアリングが癒着してしまい、なかなか剥がれなかったりと多少悪戦苦闘しましたが、やっぱ
出来るわ!
出来る男だわ!
流石に今回はドアが重くて一人では危険なので、ヘルプを頼みましたが、それでも、業者ではなく自分で直すことでまた自信が生まれます。
もし、失敗してもピポットヒンジを買って交換するだけです。
こういう小さい事の成功体験が自信につながりますし、『俺は出来る!』って思えるようになるんです。
今は簡単に手に入ったり、知ることが出来る時代ですが、
取り合えずやってみる
これ、結構大事ではないでしょうか?
そして、子供さんがいたら、
やらせてみる
のもいいですよね。
まずは自分でやってみる。やれそうも無くても、考えてみる。
とにかくやれそうな方法を考える。人に聴いてみる。
簡単に誰かに頼んでしまったり、親御さんが手を出してしまえば、成功体験が一つ減ってしまいますよね。
失敗しても経験に過ぎませんから、失敗をダメとせず、どんどんチャレンジして、自分でアイデアや工夫を楽しんでほしいですね!
最後に山本五十六の有名な名言でお別れしましょう。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
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