ダンスをする、という事と、そのコツ~出来たら楽しいですよね~って、出来ないことが前提?~
『先生みたいに踊れないけど、出来たら楽しいですよね~』
いや~、シンプルに嬉しいです。
でも、『出来たら楽しい』ってみんな出来ない前提ですか?
これ、スポーツクラブでのお話です。
いやいや、全然出来ますよ⁉
でも、スポーツクラブではレクチャーに限界があります。
今回は何故限界があるのか?をアップ。
スポーツクラブでも変わってる?僕のプログラム
僕のスポーツクラブのプログラムでは『音の表現』を結構レクチャーします。
とにかく楽しく動く目的の『フィットネス』では殆どやらないでしょうね。
リズムトレーニングから音の表現をやっていますから、普通のフィットネスでやられた方は難しいと感じたり、やり難いと感じるんでしょうね。
溜めやファストインなどはただゆっくり動けばいいというモノではないし、体の使い方が重要です。
そんなことを考えず、振付をポンポン進めるだけのレッスンの方が人気はあるかもしれませんが…ダンスになってる?と感じることがしばしばあるんですね。
スポーツクラブでも今はダンス系のプログラムが多数あります。
HIPHOPは勿論のこと、JAZZ-HIPHOP、JAZZ、GIRLSHIPHOP…都心の方に行けば、バレエやHOUSEも多数あるようです。
フィットネス系だけで言えば、『ZUMBA』『メガダンス』等々あるみたいですが…
上記に挙げたダンスをストリートダンスというカテゴリにしてしまえば、プログラムとしては一番多い部類になるでしょう。
大体のダンスプログラムは『振付メイン』で行います。恐らく、『基礎』は殆どやらないでしょう。
ウォームアップ程度で体を動かして、はい、振付やります。という感じでしょうか。
僕も『振付』をプログラムの半分くらい占めていますが、昔はスポーツクラブでも15分くらいしか振付をしていませんでした(笑)
『振付』しても『ダンス』にならないからです。
ダンスの基礎で体つくり、動作に慣れた体を作って振付を行えば『ダンス』になりますが、殆どが動きについていけなかったりよく解らない状態で終わってしまいます。
難しい動きをすると『???どうやってやっているか解らない⁉』となるんですが、これは基礎があって出来るモノなので、解説が出来ないんですね。
解説するのに時間が掛かってフィットネスにならないからです。
『楽しく踊る』事がフィットネスの醍醐味ですので、『僕の個人的なダンス観念』は不要です。
ですが、せっかく『ダンス』に出会って、『ダンス』ではなく、『振付』という動きを追う体操になっては面白くない。
僕はそう考えますので、スポーツクラブでも『音の表現』については結構話します。
ただ、技術的なモノは殆どレクチャーしません。
基礎が必要なのと、『フィットネス』という場所では出過ぎたことはしないと決めています。
それ以上やりたい、知りたいという方には『ダンススタジオ』に行くことをお勧めします。
勿論、レクチャーは出来ますが、『フィットネスではやらない』と決めています。
スタジオとスポーツクラブの違い
スタジオとスポーツクラブは『出来るようになる』か『楽しくなる』の違いと僕は考えます。
スタジオは振付がメインだとしても振付の中のステップやムーブを技術的なアプローチを含めて指導します。
人それぞれ個性だけでなく『体のクセ』もありますから、全体にレクチャーすることもあれば、個別にレクチャーすることもあります。先程の章で挙げた『音の表現』は当たり前で平常運転が如くレクチャーします。
一方、フィットネスでは『個別指導』はご法度。
『えっ?何であかんの?』と思いますよね?
まず、一つが『贔屓』をしてはいけない。
『贔屓』していなくても、『贔屓』と感じる人がいたら、それは既に贔屓なんですね。
勿論、質問されればお答えはします。ですが、『○○さんはこうするといいですよ』とアプローチは出来ないんですね。
そして、もう一つが『フィットネス』の範疇を超えない、という事。
フィットネスから次の段階に進みたい人は、そういう場所に行くことで解決するので、フィットネスという場所の中で解決はしないようにしています。
入門クラスにいるのに、『初級レベルを教えてください!』って言ったら、『初級クラスで教えるわ』と言われますよね(笑)
技術はやはり時間が掛かるし、ある程度のトレーニングが必要だからです。
たま~に、スキルの紹介はしますけど、レクチャーはしません。
あくまで『プレゼン』です。こんなことも出来るよ~、こんなん踊れたら楽しいよ~、という一つ上の『誘い』(笑)
でも、レクチャーはしない(笑)後はそれぞれにお任せです。
変わるもんだよ、絶対。質問したほうが得。
スタジオで個別にアドバイスされると大体その場で変わります。体のクセを改善するアドバイスなので、直ぐ変わるのは当然。
スタジオでアドバイスを求めてくるメンバーには喜んでネクストレベルの事までアドバイスします。
テーマに沿った練習をしてくるメンバーは翌週で変化が見えるので、個別にアドバイスすることが多いですが、自分でテーマを決めて練習しているメンバーはなかなか気が付かないので、そういうメンバーはぐいぐい来て欲しいですね。
スタジオは上手くなる為の要素が多いので、レッスン→練習→質問→練習でどんどんレベルアップします。
では、スポーツクラブではどうでしょう?
スポーツクラブも質問した方がいいです。
『今日やったこの動き、もう一回見せてもらっていいですか』はOK。
『どうやってやるんですか?』は答えにくいです。
一番答えられないモノは『この動きってどうやってやるんですか?』ですね。
そんな人、居ないと思いますよね?過去にいました。
プログラムだけで終わらせるのも勿体ないと思いますから、質問をしてみたらどうでしょう?
答えられないモノはお断りしますが、質問をしてはいけないことはありません。
ただ、質問する際に『質問していいですか?』は必要ですよ~。
『これどうやってやる~?』という事が無いように…
最後に
質問した方がいい事も説明しましたが、『質問する』ということは、ある程度スキルのいることという事は憶えておいてください。
自分が練習してきて、その中で疑問が出る。
自分の積み重ねてきたものが今の内容と合わさって『こういう事なのかな?』という疑問が出る。
だからこそ、質問が出来るんですね。
良い質問をする人は必ずレベルが上がりますし、質問した時点でレベルは上がっています。
良い質問を出来る場所がスタジオだと思うので、スタジオに行っている人はフル活用してくださいね!
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