基礎はスピード→量→質
久々にダンスの事についてアップします。
最初に言いましょう。早く上手くなりたかったら基礎をやりましょう。
そして、タイトルにもあるように『速(スピード)→量→質』で行動しましょう。
え?どういう事?
基礎は質でしょ!
うん、確かに。
僕はスタジオで『基礎が大事!』と毎週レベルで話していますし、質を上げる為に基礎をやっているわけですから、そう感じるのは当然。
じゃあ、どう云う事?
順番に説明していきましょう。
基礎の『速』(スピード)とは
『速』と聞いて何を思い浮かべます?
速い曲で基礎をやる!と思った人、居るんじゃないですか?
これは取り掛かる『速さ』です。基礎を習っても取り掛かる人が少ない。レッスンだけで基礎をやる人の多い事。
『楽しくないから』と片付けてしまう人がいるでしょう。
『楽しめればそれでいい』とい人は基礎なんかやる必要はありません。僕はそういう場所では一切お話しないようになりました。
でも、スタジオは違いますよね?上手くなりたくて来ているんですから、上手くなる為のカリキュラム、お話をする。
それをレッスンから帰って直ぐに取り掛かる、取り組む。
この『直ぐ』が速さであり、素直さが伺えて、先生も応援したくなるのです。
基礎の『量』は?
これはそのまんまです。とにかく反復。
ただ反復していては効果は薄いばかりか、時間を無駄に浪費し、下手をするとケガの要因にもなります。
自分で感じながら、考えながら練習する。
『自分でやると間違って練習してしまうかも知れないからやっていない』と仰る方がいます。
だとしたら、パーソナルで個人レッスンを受けるしかありません。
グループレッスンで上達するには違っていても、自分で考えて1週間練習をする。
違っていてもいいんです。
『膝に違和感が…』『腰に違和感が…』
それはやり方が違う、何となくで練習している事が多いです。
『回数』を量だと思わないでくださいね。ここで言う量は『取り組んだ時間』です。
あと、痛みが出るのは体の軸がズレていたり、動作に癖がある。
基礎以外で痛みが出る方は、そのムーブに身体機能が追い付いていたいことも上げられます。
この辺りは別件でお話したいと思います。
基礎の『質』
最後に『質』です。そもそも質を最初から求める事が無理なんです。
質(クオリティ)が低い、質が無いから練習するんですよね?
質を上げるために練習するのに、質が高いモノを練習しようと思うほうが無理。
勿論、質を高めるための考えは必要です。
練習量が増えていくと『感覚』が醸成されます。
『あ、これかも』『先生の言っていたことはこれか?』とコツが体に入ってきます。
そうすると、段々質が高まってきますし、レッスンの度に質が上がっているので、アドバイスもより高度なモノになります。
もし、間違った方向(間違いとかは無いんですが、自分がやろうとしてることとズレが発生している場合)に進んでいる場合は先生が改善する。
しかし、練習もしてこなかったら変わっていないわけですから、アドバイスも前と同じことを言うだけ。
量が結果的には質を生みますが、量の部分で質を高める考えは必要です。
ダンスを始めてどこで『基礎が大事』と取り組み始めるか
レッスンでそれだけ話していても基礎をやってくる人はあまり居ません。
『そんなに基礎が大事なら先生が基礎を楽しめるように工夫して』
そんなことを考える人も居るでしょう。
楽しく基礎を工夫したものが今の振付だったりします。
それだと、基礎をしっかりやっている人よりも上達は遅いです。
基礎に不純物を混ぜているんですから当然です。
振付やステップは基礎にとっては不純物。基礎が出来ているうえでの振付や基礎です。
ダンスを楽しみたい!最初はそこから始める訳ですから、いきなり基礎をやりこむ人はなかなかの猛者です。
でも、どこで『気が付けるか』、そして、いつから『行動できるか』。
ダンスを始めて10年経っても『分かっているんだけど』と言い続ける人も居ます。
やはり、そういう人は表現が薄いです。
勿体ないなぁ…と思うんですけどね。
スタジオではしっかりと基礎を指導しています。
本当に上手くなりたい、体の基礎を知りたいという方はお越しくださいね!
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