基礎が不要な人はどんな人?
ブログで『基礎が大事!』と口を酸っぱく申しておりますが、基礎を必要とない人も居ます。
それはどんな人か?
相当上手い人⁉
ダンス歴がめっちゃ長くて、もう基礎をする必要がない人⁉
いったいどんな人でしょう?
基礎が不要な方、それは…
はっきり言いましょう。基礎が不要な方。それは…
ダンスは趣味でOK!という方です。
あぁ~、確かに。と思われたんじゃありません?
でも、上手くなるのには基礎って要りますよね?
確かにそうですよね。やるからには上手くなりたいのは当然だと思います。
別に上手くならなくていい、という人はいないんじゃないかな?
じゃあ、やっぱり必要なんじゃないですか?
その通り!基礎ってケガも予防するし、動きのクオリティを上げる大事な要素だから、どんな人にも必要なんですが、誰でも出来るか?というとそうでもないんですよ。
誰でも出来るか分からないって…そんなに難しいんですか?
いえ、実は基礎動作は難しいモノではなく、シンプルなんです。
ですが、シンプル故に丁寧さが必要だったり、繰り返し練習することが必要なんです。
そして、基礎を練習するにあたって一番大きな壁は…
なかなか楽しめない!
これが基礎が難しい一番の要因だと思います。
基礎って楽しくないんですか?
楽しく出来ないんでしょうか?
振付の中でも基礎は入れられますし、リズム遊びのようなゲーム形式で楽しんでやることは可能です。
楽しんでやる基礎としっかり学ぶ基礎。どちらが『基礎』を習得出来そうですか?
それは…学ぶ基礎ですよね?
でも、基礎は本当に楽しんで出来ないんでしょうか?
勿論、楽しむことも可能ですよ!
ただ、『楽しい』という観念がそれぞれ異なるので、みんなが等しく『楽しい』と感じるのはなかなか難しいと思います。
振付だって最初は全然出来なくて、楽しいと感じる暇はなかったはずなんです。それが、何度もやっているうちに『楽しい』と感じてくる。
振付のように毎回変わって変化を楽しいと感じる方もいますし、基礎で自分のクオリティが上がっていくのを楽しいと感じる方もいらっしゃいます。ただ、クオリティを上げたいと思う方はどちらかというと少数派で、そういう人が群を抜いて上手くなっていきます。
私は振付の方が楽しいかな~。でも、上手くなりたい!
贅沢ですけど、何とかなりますか?
ご自分のペースでいいと思います。
ある程度慣れてくると、『上手くなりたい!』という気持ちが湧いてくると思いますから、そこから基礎と向き合ってもいいと思います。
成程!よく解りました。
基礎を学ぶ点で注意することはありますか?
そうですね…大事なのは、こういう形だよ、というテンプレートではなく、しっかり体感できる学びのある基礎を受けたほうがいい、という事です。
『この形が基礎です』では、どう使うのか、体がどう感じられるのか、体を使うセンスのある人、運動経験者でしか分からないかもしれません。
上手い人ほど、経験者程基礎をやる
実際、上手い人ほど基礎を大事にするんですね。
ダンス歴20年、30年…長い人ほど、foundation ( 土台、礎、基盤)が大事、と仰います。
長い経験から、基礎の重要性がどんどん見えてくるんですね。
やっぱり基礎をやった方がいい、とは言いません。基礎をやりたい人がやればいいんです。
確かな基礎は何処でも受けられるものではありません。
小学校の体育で走り方を学べません。跳び箱の飛び方、逆立ちを学べません。運動神経のいい人は出来ちゃいますが…(実際、僕は出来ない側の人でした)
じゃあ、どうしたらいいか?基礎をやりたい人は基礎を受けられるところに行くんです。
“No pain, no gain”(虎穴に入らずんば虎子を得ず)
“There’s no pleasure without pain”(楽あれば苦あり)
安易に手に入るものはその程度のモノです。
結論!基礎はやらないで(笑)
さぁ、ここまで言って『基礎やらないで!』ってどっちやねん!
基礎をやると上手くなっちゃうので、気持ちの熱い人にやって欲しい!
『いや~、上手くなりたいんだけどね~』という人は逆に基礎をやらないで~。
何でかって?
上手い人が増えると困ってしまうイントラさんもいるでしょうから(笑)
きちんと基礎をやれば、必ず上手くなります!
僕も何処でも誰でも基礎を教えたい訳ではないので、スタジオに限定してます。
自分の體をもっと使えるようになりたい!ダンスをもっと上手くなりたい!
初心者だけど、楽しむよりダンス上手くなりたい!
そんな熱い気持ちを持った奴ら、カモン!
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