駄目な『崩し』とよい『崩し』の違いとは?
ヒップホップって、キレイに踊るものじゃない!
あの黒さが大事なんだよ!
って、思って踊ってる方、多いのでは?
いや、僕もそうでしたから分かります。
僕も若い頃は多くの方々が踊っているようなヒップホップのスタイルでした。
しかし、美しさがない…
勿論、最初の頃は技術不足もありました。
でも、上手くなるにつれ、自分のダンスの『ノリ』と考えていた部分に違和感を感じたんですよ。
腕が何か違う…カラダが…漠然とした違和感の中で、いろんなジャンルに挑戦しました。
そして、その度に自分のダンスを一度破壊して組み立てることを続けてきたのです。
美しさというのも、決してキレイなヒップホップと言うわけではないんです。
喩えていうなら、真っ直ぐにキレイな花ばかり生ければ『キレイ』かもしれません。
そこに曲がった花や花びらを一枚だけ落とす、その落としたところにも美しさがある。
ひょっとしたら、枯れた木を使ってもいいかもしれない。
雑草と言われる草花を使っても…
しかし、それを行うには先ずは生ける人がどの花でも美しく見せることが出来るチカラが必要。
先ずは美しさを求め、そこから崩したから、崩しても美しさを感じることが出来ると思うのです。
その為には大きなところ、敢えて言えば振付、もしくはステップを美しくしようと思っても、小手先になります。
小手先ではなく、基礎の部分を美しくしなければ、写真のように切り抜きは美しく出来るかもしれませんが、動きには出てしまうのです。
先程の花の喩えで言えば、一輪の花さえ美しく生けられない人が、沢山の花をキレイに生けられるでしょうか?
崩れたダンスも個性だ!と思われるのであれば、それもいいと思います。
ダンスは人生の経験、生き方、精神が出ます。
考え方や取り組み方も出てしまうのです。
僕はレッスンで指導する際にカラダの癖、踊り方、取組み方で怪我のリスクだけでなく、性格や今後のトラブルも見えてきます。
キッズクラスでは、メンタルや思考の事もレッスン前に話します。
おとなクラスでは僕よりも人生の先輩がいらっしゃることもありますし、おとなですので、メンタル的な部分はお話することはありません。
キッズクラスは10年先や20年先のことを考え、メンタルや思考のことも話しています。
おとなの方は素直に聞くことが出来る方がいらっしゃる一方、反応して起こってしまう方もおられるので、お話しないのです。
グループレッスンはメンタルワークではないので。
実際、ダンスが上手くなる、カラダを変えるには心理の部分も必要なんですけどね。
これはグループレッスンでは出来ません。
パーソナルワークの範疇です。
最近はグループレッスンでの限界を感じています。
現在はスタジオでも、パーソナルワークを取り組む方が出てきています。
ダンスを使って、美しい自分をつくる。
カラダの在り方は勿論、所作や生き方も含めてワークに取り組みます。
現在、モニター募集中です!
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